【2024 SUPER GT OFFICAL TEST OKAYAMA Day1】

2024年のSUPER GT開幕を1ヶ月後に控えた3月16日、岡山国際サーキットで今季最初の公式テストがスタート。65号車LEON PYRAMID AMG。今年も黒澤治樹監督のもと、蒲生尚弥選手と篠原拓朗選手を起用。マシンはメルセデスAMG GT3でタイヤはブリヂストンと、不動の体制でGT300タイトル獲得を目指す。

その第一歩目となる今回のテストは、朝から晴天に恵まれ、午前9時00分から3時間のセッションが始まった。開始早々にコースオフ車両が発生し赤旗中断となったものの、それ以降は順調に進行していき、65号車は主にタイヤテストを中心にメニューを行い、最初の2時間に蒲生選手が乗り込んで主にタイヤの評価を担当。残り1時間のところで篠原選手が交代し、引き続きタイヤテストを行った。例年は冬の寒さが残り、雨に見舞われることが多い公式テスト岡山だが、今回は好天に恵まれたこともあり、テストも順調に進んだ。

1日目午後のセッション2は今季から導入される新予選方式の模擬セッションが実施された。昨年まではノックアウト方式で、Q1の各組で勝ち上がった16台でポールポジションをかけてQ2を争うというものだったが、今年はQ1とQ2の合算タイムで順位が決められることとなった。また、今季から1大会で使用できるドライタイヤの数が1セット減ったことを受け、予選で使えるタイヤはQ1、Q2ともに1セットのみとなる。このセッション2では、それらのシミュレーションが主な内容だ。
65号車LEON PYRAMID AMGは、篠原拓朗選手がQ1を担当し、Bグループで出走。1分26秒635で6番手に入り、総合で上位に進出ができるQ2グループ1(アッパー16)に進み、蒲生尚弥選手にバトンをつないだ。

Q2ではQ1で使用したものと同じタイヤでタイムアタックを行わなければならないが、蒲生選手は1分26秒636と篠原選手と大差ないタイムを記録。2人の合算タイムは2分53秒271となり、総合8番手でセッションを終えた。

蒲生尚弥選手
「今回は気温も上がり開幕戦に近いコンディションであったと思います。その状況下でタイヤを評価できたかなと思います。予選シミュレーションでは路面コンディションが向上したことも影響してか、Q1からQ2への落ち幅は意外となかったなと感じました。今年は合算タイムで順位が決まるので、2人がミスをすることなく走り切るのが大事だなと思います」

篠原拓朗選手
「新方式の予選シミュレーションはQ1を担当しました。Q2で蒲生選手が走ることを想定して、タイヤの温存も考えながらもQ1を突破しないといけないところもあるので、実際に走ってみると難しい部分がありましたね。全体的に昨年よりもドライビングでの改善点も見られました。明日のセッションも使って、もっと突き詰めていきたいです」

黒澤治樹監督
「今年は、今までGT300で走っていなかったクルマも出てきているので、そういったところがどのようなパフォーマンスを見せるのかは気になるところです。午後の模擬予選に関しても、周りは手の内を見せていないと思います。その辺との位置関係がどうなるか心配ではありますが、タイヤの開発も進んできていますし、ドライバーは昨年と同じで2人とも良いドライバーなので、開幕に向けてしっかりとテストを進めていきたいです」

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