2023 SUPER GT 岡山公式テスト リポート#Day1


SUPER GT
の開幕を1か月後に控えた岡山国際サーキットで、今シーズン最初の公式テストが行われた。黒澤治樹監督率いるK2 R&D LEON RACINGは、コンビ2年目となる蒲生尚弥選手と篠原拓朗選手にLEON PYRANID AMGを託して激戦に臨む。

公式テスト初日、午前中のセッション1では12番手と、まずまずの立ち上がりとなった。

もう3月に入ったとはいえ、肌寒さを覚悟してサーキット入りするも、意外にもテスト初日の岡山国際サーキットはポカポカ陽気。おそらく開幕戦もこれくらいのコンディションとなるのだろう。まさに絶好のテスト日和となった。

最初にLEON PYRAMID AMGに乗り込んだのは蒲生選手。チェックのため、6周走行して早くも126秒台に乗せた後に、最初のピットストップを行い、セットの微調整を実施。その後は主にタイヤ選定が行われた。ベストタイムは126212GT300クラスの12番手となった。
セッション1の大半は蒲生選手が走行。ラスト5分と、その後に行われたFCYテストのみ篠原選手が走行して、127039を記していた。

「最初にセットアップをして、ずっとタイヤテストをしていました。たぶん開幕戦に近いコンディションで走れていると思うので、上位は速いですけど、今のうちにいろいろと試していこうと思っています。この後も頑張ります」(蒲生選手選手)

「ラストの5分とFCYテストを走っただけですが、岡山はすごく久しぶりなのに、フィーリングが去年より良く感じられているので、午後に向けてチームと見直しながら、頑張っていきたいと思います」(篠原拓朗選手)

「今年も蒲生尚弥選手と篠原拓朗選手とともに、去年と変わらぬ体制で挑みます。全車一緒に走るのは初めてだったので、最初のセッションはほぼ蒲生選手に走ってもらいました。セットアップとタイヤの確認と、持ってきたものが合っているか、シーズンオフに作ってきたタイヤがどう機能しているか確認している段階です。たぶん今日一日、明日の午前中ぐらいまでは確認作業になるでしょう。午後からは篠原選手にもっと乗ってもらって、確認したものが合っているか、一緒に方向性を整えていければと思っています」(黒澤治樹監督)
初日2回目のセッション2では、決勝を想定したロングランを実施。結果としては17番手だったものの、多くの収穫を得ることとなった。

午後の岡山国際サーキットは、陽が上って気温をさらに高め、本格的な春の到来を感じさせるまでとなっていた。ただ、気温は20度を超え、路面温度は一時40度近くにまで達していたから、必ずしもコンディションは良好とは言い難くもあった。

セッション2も蒲生選手から走行を開始。引き続きタイヤ選定を行い、まずは127389をマークする。そして2回目のピットストップ以降は、篠原選手が走行を担当。蒲生選手が選んだタイヤでロングランを実施した。その周回は実に37周にも及び、ほぼ1時間走り続けた。この間、128秒台でコンスタントに周回を重ね、2回のピットストップを挟み、ラスト10分の専有走行では、予選モードで走行した篠原選手は127348にまで短縮。ポジションは17番手だったが、トラブルに見舞われることなくテスト初日を終えた。

テスト2日目の天気予報は若干ながら気温は下がる傾向にあると伝えており、セッション3とセッション4が、より実りあるテストとなることが期待される。
「セッション2ではロングランをメインにやりました。序盤に僕が引き続きタイヤテストをして、篠原選手がロングランというメニューでした。ただ、まわりが速いので、それと比べると物足りない感じがショートランにもロングランにもあるので、そのあたり、どうなるかですね」(蒲生尚弥選手)

「けっこう長く走らせてもらいました。今はまだ『いい』とは言えない状態なので、なんとかいいところを見つけて、いい状態で開幕戦に臨めるように持っていきたいです。温度は高くてコンディションはそれほど良くなかったと思いますが、その状況の中でもタイムアップしている車もいますし。ドライビングも含めてもうちょっと合わせないとけない、詰めないといけないところはたくさんあるので頑張ります」(篠原拓朗選手)

「タイヤを選定してロングはしたんですが、今ひとつペースが良くないですね。他と比べるとまだ負けているから、何か改善しないと。もうちょっとペースを上げないといけない。明日に向けてできることは限られていますが、何か手を打ちます」(黒澤治樹監督)

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