2024 SUPER GT Round.1 岡山 レースリポート

開幕戦 ポールポジション、決勝2位表彰台を獲得!

公式練習 4/13(土)9:30~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:20℃ 路面温度:26℃

昨年は雨模様の開幕戦だったが今年は晴天に恵まれ、午前中から夏を思わせるような陽気となった。公式練習では篠原拓朗選手が最初に走行を担当し、クルマとタイヤの確認。セッション中盤は蒲生尚弥選手が担当し、終盤には再び篠原選手がマシンに乗り込んだ。主に決勝レースを見据えた連続周回の走行でレースに向けた調整を実施し、1分27秒105のベストタイムで10番手につけた。

「正直、楽観できる状況ではないですが、走るにつれて良い方向に進んでいると思うので、新しい予選方式で良い流れを作れるように頑張りたいと思います」と篠原選手。
今大会は予想以上の暑さになっており、各チームとも対応に追われているが、蒲生選手は「テストの時も気温は高く、今回のコンディションにもしっかり対応できるように『慌てず、騒がず』でいきたいと思います」と落ち着いた様子だった。


公式予選 4/13(土)14:00~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:27℃ 路面温度:36℃

気温27℃、路面温度36℃と例年の4月と比べても温度が上昇した中でセッションがスタート。上位グリッドを獲得するためにはQ1で各組上位8台以内に入らなければならないなか、篠原選手は渾身のアタックを披露し、1分26秒182でBグループ2番手通過を果たした。

続くQ2は蒲生尚弥選手がマシンに乗り込んだ。Q1全体で最速だったライバルと比べても0.3秒の差がある状態だったが「あまり周りとの位置関係などは気にせず、1周をまとめることに集中しました」と蒲生選手。現状でのベストを尽くす走りで1分26秒012を叩き出し、合算タイムで2分52秒198となった。これでライバルを0.067秒逆転し、2024年シーズンの開幕戦でポールポジションを獲得した。「これまでのテストでの準備、その間にもコツコツと積み重ねてきたものが開幕戦で結果として出たので、チームに感謝です」と蒲生選手。

 

決決勝レース 4/14(日)13:30~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:26℃ 路面温度:39℃

朝から夏のような日差しとなり、気温26℃、路面温度39℃の中でレースがスタート。ポールポジションのLEON PYRAMID AMGは篠原拓朗選手が第1スティントを担当した。1周目にSCが入る波乱の展開となったが、篠原選手は迫り来るライバルからトップを守っていく。少しリードを広げて優位な状況に立つが、これに対して後続を走っていたライバルは、タイヤ無交換を敢行し逆転を仕掛けてきた。篠原選手は先にピットストップを終えた他車が目の前に現れ、そこで少しペースを落としてしまう場面がありながらも、懸命に周回を重ねていく。

全体の折り返しを過ぎた50周目まで引っ張ってピットインし、蒲生尚弥選手に交代。給油とタイヤ交換を迅速に行いピットアウトした。

ただ、タイヤ無交換でピット作業時間を短縮したライバルの先行を許すこととなり3番手に後退するも、蒲生選手がフレッシュタイヤでペースを上げて逆転を目指す。65周目のリボルバーコーナーで1台をオーバーテイクし2番手に浮上。その時点でトップの車両との差は16秒以上もあったが、蒲生選手は最後までペース良く周回を重ねた。逆転は叶わなかったが2位でチェッカーを受け、目標であるチャンピオン獲得に向け幸先の良いスタートを切った。

決勝を終えて

黒澤治樹監督

相手がタイヤ無交換でくるということは分かっていました。今回は予想以上に路面温度が高くなったこともあり、しっかりレースを終えるという方向を重視して、我々はタイヤを交換することにしました。結果的にペースも良かったですし、年間を通しても確実にポイントを獲れたということに関しては、2位でレースを終えられたのは良い結果だと思います。スタッフもドライバーも頑張ってくれました。次回の富士もミスをしないように、落とさないようにしないといけないので、また頑張りたいと思います

蒲生尚弥選手

自分たちが出来ることは全てやりましたし、その中では最善の結果だと思うので、正直この結果は嬉しいです。トップに届くのは難しいとおもっていたので、とにかく前車を逆転することだけは意識していました。うまく追い抜くことができて、その後もペースが落ちることなく周回できたのは良かったです。次の富士もノーミスでレースをすれば、ポイントを獲れると思うので、また頑張りたいです

篠原拓朗選手

序盤、頑張りましたが、相手を引き離すことができませんでした。そこからGT500との混走をうまく使い少しずつ差をつけることはできました。チームとして良いレースができたので、残りのレースもポイントを積み重ねていけるように戦っていきたいと思います。次戦以降はウェイトが積まれますが、今回のようなレースができれば自ずと結果はついてくると思うので、また頑張りたいと思います

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