2021 SUPER GT Round.2 富士 レースリポート

45kgのサクセスウエイトを積むも、ベストを尽くして4位入賞!!

公式練習  5/3(月・祝)9:05~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:15℃ 路面温度:25℃

SUPERGTの第2戦は、富士スピードウェイを舞台に、2年ぶりのゴールデンウィーク開催、そして500kmレースとして行われた。開幕戦で2位入賞を果たした結果、ウエイトハンデ改めサクセスウエイトを45kgも積むことになり、苦戦も覚悟で臨んだ一戦ではあった。公式練習においては、先ず蒲生選手が順調に周回を重ね、序盤のうちに1分37秒159をマークする。そして、ほぼ30分経過したところで菅波選手と交代。季節の変わり目とあって、温度変化も激しいことからタイヤ選択は慎重に行われつつ、菅波選手も徐々に速さを磨き続けていく。終盤の専有走行では1分37秒382を記すまでとなる。

「ウエイトは積んでいますが、バランスは悪くないです。良いレースができるんじゃないかな、という好感触でした」と菅波選手。

 

公式予選  5/3(月・祝)Q1/14:48~ Q2/15:23~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:16℃ 路面温度:28℃

公式予選Q1にはB組で臨んだLEON PYRAMID AMG。今回も菅波選手が担当した。公式練習より若干ではあるが、温度が下がったこともあり、ウォームアップは入念に行い、4周目に1分36秒504をマーク、さらにもう1周攻め込んで1分36秒336まで短縮を果たし、4番手につけてQ2にバトンを繋いだ。

続いてQ2に挑んだ蒲生選手も、入念にウォームアップを行い、4周目にアタックを開始。しかしセクター3でミスがありこの周は1分36秒745、最後まで諦めず走り続けたものの、大きくタイムアップは叶わず、ベストタイム1分36秒570で、9番手となった。

「タイヤのグリップもしっかり来ていたのですが、肝心なところで飛び出してしまい、それがすべてでした。。。決勝を見据えて選んだタイヤだったので、明日はもっといいペースで走れると思います」と本番に向けては、強い自信を込めて蒲生選手は語っていた。

 

決勝レース  5/4(火・祝)14:30~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:21℃ 路面温度:35℃

ゴールデンウィーク真っ最中で、しかも天候に恵まれたこともあり、本来ならば観客席は超満員、いたるところで熱い声援も飛び交っていただろうが、新型ウイルス感染予防のため入場制限も行われ例年のような活況を呈するまでには至らず。それでも走る側だけでなく、見る側にとってもレースができる喜びを感じながら始まった決勝レース。
今回はドライバー交代を伴うピットストップが2回義務付けられているだけに、黒澤監督はスタート担当に蒲生選手を起用。鋭いダッシュを決めた蒲生選手はオープニングラップのうちに1台をかわし、次の周の1コーナーで2台を相次いでパス。そうして6番手に上がった直後に、GT500クラスの車両にトラブルが発生したことからセーフティカーが導入される。これで上位の間隔が狭まったため、解除後に蒲生選手は1台に抜かれるも、その後はコンスタントに周回を重ねていた。

そして38周目に1回目のピットストップ。給油、タイヤ交換、菅波選手に交代しレースに戻ると、いったん順位を落とす格好とはなったが順調に挽回していく。そして、73周目の2回目のピットストップ直前には、3番手にまで浮上。ここでも、給油、タイヤ交換、菅波選手から再び蒲生選手に代わり、最終スティントには5番手から臨むこととなった。その後1台に抜かれることとなるが、トップの脱落で順位を戻し、さらに前を行く車両に最終ラップ、タイヤトラブルが発生。土壇場で順位を上げて、LEON PYRAMID AMGは4位でフィニッシュ。

その結果ランキングでは、トップに1点差で続く、23ポイントで3位につけることとなった。
次回のレースは5月29~30日に、鈴鹿サーキットで開催される。サクセスウエイトは69kgにも達するため、手堅いレース運びでしっかり高得点を重ねていくことを期待したい。

決勝を終えて

黒澤治樹監督

現状チームもドライバーもミスはなかったです。途中のインフォーメイションも良く、タイヤ選択も間違うことなく、ベストを尽くせたと思います。自分たちが置かれた状態でベストを尽くすのが大切なので、それを年間通じてやっていけば、チャンピオンシップに活かされるわけですからね。
次の鈴鹿は我々のAMG GT3にとって得意なコースではないですが、最低限のポイントを獲れるよう、またミスなく戦っていきたいと思います

蒲生尚弥選手

スタート直後の混乱を、うまく利用できた感じでした。前のクルマのスリップもいい感じで使えましたし。
最後、前のクルマはタイヤがバーストしたようで、最後の最後に順位をまたひとつ上げられてラッキーでした。ノーミスでレースができて4位という結果は、良かったと思います

菅波冬悟選手

僕自身、まだまだ課題が残るような内容もありましたが、大きなミスもなく、4位で終えられていいレースが出来たと思います

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