2021 SUPER GT Round.1 岡山 レースリポート

2021シーズン開幕! 開幕戦を2位でフィニッシュ!

公式練習 4/10(土) 9:45~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:13℃ 路面温度:29℃

国内最高峰レースであり、高い人気を誇るSUPER GTに、K2 R&D LEON RACINGは昨年同様、黒澤治樹監督の采配の下、蒲生尚弥選手と菅波冬悟選手のドライブで挑んでいく。昨年はコロナ禍で大幅なスケジュール変更を強いられたが、今年は例年どおりの時期に、そして2年ぶりに岡山国際サーキットで開幕戦を迎えることとなった。

好天に恵まれた公式練習は蒲生選手からスタートし、セットアップやタイヤ選択が進められた。早い段階で1分26秒392がマークされると、その後は、決勝に向けたセットアップを確認して、菅波選手に交代。菅波選手は、主にロングラン時のバランス確認を行いながら、順調に周回を重ねた。そんな中でも菅波選手は、1分27秒882をマーク。この公式練習は5番手という結果を残す。

「自分たちがやってきたことは間違っていませんでした。オフのテストでチョイスしたタイヤがマッチしていて、今のところ順調です」と黒澤監督。

 

公式予選 4/10(土) Q1/14:00~ Q2/14:53~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:15℃ 路面温度:32℃

公式練習に続いて予選も天候に恵まれ、さらに温度は上昇。LEON PYRAMID AMGにとっては、さらに願った状況となっていた。2組に分けて行われるQ1にはA組での出走に。担当したのは菅波選手。計測3周目には1分26秒021をマークして3番手につけ、Q1突破に成功する。

続いてQ2に臨んだ蒲生選手も計測3周目からアタックをかけ、まず1分25秒376をマーク。その後、1周のクールダウンを挟んで、最後にもうワンアタック試みるも、これはわずかながらもタイムダウンとなってしまう。

それでもLEON PYRAMID AMGは3番手につけ、表彰台はもちろん優勝も狙えるポジションを得ることとなった。「公式練習よりも暖かくなってくれて、さらに感触は良くなりました。明日も天気はいい予報ですし、ロングランもしっかりと走れるように今まで準備してきたので、決勝も楽しみです」と蒲生選手は語っていた。

 

決勝レース 4/11(日) 13:30~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:19℃ 路面温度:33℃

土曜日よりさらに天気は良くなって、サーキットには決勝レースを前にして、雲ひとつない青空が広がっていた。
今回、スタート担当に黒澤監督が起用したのは菅波選手。予定どおり13時30分にフォーメーションラップが開始され、セーフティカーの先導2周の後、グリーンシグナルが点灯してレースはスタートした。

鋭いダッシュを決めた菅波選手だったが、ターボパワーを効かせたGT-Rにバックストレートで抜かれてしまい、LEON PYRAMID AMGは4番手に後退。それでもポジションキープで菅波選手は周回を重ねていく。
7周目から4周にわたってセーフティカーが導入されるが、この時は展開に影響を及ぼすことはなかった。
しかし、29周目に発生したアクシデントは、展開を大きく動かした。というのも、ドライバー交代可能な周回数を超えていたからだ。チームは菅波選手を31周目にピットに入れるが、それがちょうどセーフティカーが導入される直前。ロスも最小限となり、またチームは、素早い作業でタイヤ交換、給油を行なって蒲生選手をコースに送り出す。

その結果、LEON PYRAMID AMGは2番手にジャンプアップ。ただし、前に1台、後ろに2台が連なる状態が終始続き、4台でのトップ争いは極めて緊張感を伴うものに。ワンミスも許されない中、トップにもしきりとプレッシャーをかけた蒲生選手ではあったが、最後まで順位は動かず。その結果、LEON PYRAMID AMGは、開幕戦を2位で終えることとなった。

次回のレース、シリーズ第2戦はチームのホームコースである富士スピードウェイで開催される。GW真っ只中の5月3〜4日、きっとまた熱いレースを見せてくれるに違いない。

決勝を終えて

黒澤治樹監督

現状として、ベストな結果が得られたと思います。ピットにもいいタイミングで入ることが出来、運も良かったですし。いい結果だと思います。コース上で抜けないので、ピット戦略でも抜けないのは辛かったですが、それはしょうがないですね、ルールですから

蒲生尚弥選手

ペースは本当にみんな同じような感じで、速い場所が各車違っていたので、なかなか抜けなかったですし、トップが最後までミスなく走って、本当に完敗という感じでした。最初、タイヤが元気なうちはいろいろやったつもりでしたが、なかなか攻略できなかったです。ただ、2位になれるとは思っていなくて、僕としては上出来かな、と。この後も、ミスなく取りこぼしなく1年間戦っていきたいと思います

菅波冬悟選手

スタート直後に、結果的に優勝したクルマに僕が抜かれているので、それがなければ勝っていたのかと。。。ピット作業や蒲生選手のスティントに、ミスはまったくなかったので。次の富士でリベンジできるように、もう一回頑張ります

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