2025 SUPER GT Round.2 富士 レースリポート

50kgのサクセスウェイトを背負って、5位入賞!

公式練習 5/3(土) 9:00~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:19℃  路面温度:28℃

金曜日の搬入日は荒天に見舞われたが、予選日は朝から雲ひとつない青空が広がった富士スピードウェイ。65号車 LEON PYRAMID AMGは菅波冬悟選手から走行を開始し、途中から蒲生尚弥選手がステアリングを握った。
1大会で使用できるドライタイヤの本数が限られていることもあり、その中で確認できることを行いながら周回を重ね、ベストタイムは1分37秒283で17番手となった。

蒲生選手は「もう少し速さを絞り出せるように色々アジャストしたいと思っています。予選では最低でもQ1を通らないと決勝の展開も厳しくなると思うので、そこはひとつでも前にいきたいです」と語った。

公式予選 5/3(土) 14:30~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:21℃  路面温度:33℃

後の公式予選で、K2 R&D LEON RACINGはQ1Aグループから出走となり、菅波選手がタイムアタックを担当した。各車が続々とタイムを更新していき、セッション終盤の段階ではノックアウトゾーンにいたが、最終ラップでしっかりとタイムを伸ばし、1分37秒194を記録。グループ6番手でQ1突破を果たした。

この結果をもとに、Q2は蒲生尚弥選手が乗車。ひとつでも上のポジションを目指してアタックし、1分36秒483のベストタイムを記録したが、今回はライバルの速さが際立っていたこともあり、最終的に14番手。ポイント圏内のグリッドポジションを確保し、決勝レースでは、さらに上を目指していく。

予選を終えて、「自分たちが現状で持っているパッケージは使い切って走れていると思いますが、公式練習から周りが予想以上に速いなという印象で、予選でも彼らの速さが想像以上でした。気持ちを切り替えて、決勝ではしぶとく走り、あまり周りのことは気にしすぎずに自分たちのレースをしたいです。」と蒲生選手はコメントした。

黒澤選手も「周りがけっこう速いなという印象で、それに惑わされることなく、きっちりと自分たちのレースをしないといけないなと強く思った予選でした。決勝は3時間レースと長い戦いになるので、色々なことも起きると思いますし、作戦を選ぶ幅もでるので、自分たちが持っている強みを活かしていけば、安定して戦えるかなと思います。」と決勝レースを見据えてコメントした。

 

決勝レース 5/4(日) 14:10~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:25℃  路面温度:43℃

3時間で争われた決勝レース。スタートは蒲生尚弥選手が担当し、混戦のなかでひとつずつ順位を上げていき、5周目には10番手に浮上。その後もライバルとバトルをしながら周回を重ねていった。

スタートから30分を経過したところでGT300クラスの1台が2コーナー脇でストップ。フルコースイエローやセーフティカーが導入される可能性があると判断したチームは、いち早く蒲生選手をピットに呼び込み、1回目のピットストップを敢行。菅波冬悟選手に交代して第2スティントに入った。

この直後にフルコースイエローで全車スローダウンとなったことで、ピットでのロスタイムを大幅に短縮することに成功し、全車が1度目のピットを終えた段階では表彰台も狙える位置につけた。

スタートから1時間52分を経過したところで2度目のピットストップを行い、蒲生選手が再び乗車。重いサクセスウェイトを背負いながらも粘り強く走っていたが、残り30分のところでペースが良いライバルの先行を許し、最終的に5位でチェッカーフラッグを受けた。

決勝を終えて

黒澤治樹選手

チームの判断が良くて、FCYが入る直前にピットインすることができました。メカニックのミスもなく、速いドライバー2人が頑張ってくれて、チーム全員で勝ち取ることができた5位だと思います。次のセパンは、ドライバーは経験がないコースだと言っていますが、2人が優秀なのは分かっていますし、スタッフは経験があるサーキットなので、あまり心配はしていません。とにかく取りこぼしがないようにやれることを精一杯やっていきたいと思います

蒲生尚弥選手

FCYを想定した戦略で、ピットに入っても大丈夫なタイミングでした。そこからロングスティントになっても良いようなタイヤを準備していたので、戦略に関しては良かったと思います。正直ペースは抜群に良かったわけではないですが、出来ることをやりきって、この結果は嬉しいです。次のセパンは初めて走るコースです。コースの攻略やレースの雰囲気を楽しみながら、戦っていきたいと思います

菅波冬悟選手

事前ミーティングで、FCYが入りそうな時にピットインできる周回などを確認して、準備もしていました。走っていた位置も良かったので、拾うべくして拾ったチャンスだったと思います。今回は自力のペースで追い上げるというよりは、いかにロスをせずに戦っていくかという感じだったので、最低限のことはできました。結果、5位で終われて嬉しいです

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