岡山国際サーキットで行われているSUPER GT公式テスト岡山。2日目走行セッションは朝から雨模様となったなか、65号車LEON PYRAMID AMGは午前・午後ともにGT300クラスで3番手タイムを記録した。
午前のセッション3はウエットコンディションな上に気温も低い中で各車が走行したが、コースオフやクラッシュ等で赤旗中断が合計4度もあった。セッション後半になっても雨が止む気配はなく、なかには天候状況をみて走行を控える車両もいるほどだった。そんななかで65号車は蒲生尚弥選手がドライブし、ウエットタイヤの確認やコースの状況把握などを行った。
午後のセッション4もウエットコンディションとなり、何度か赤旗中断があったなかで、セッション中盤以降に、降雨量も落ち着いたところでウエットタイヤでのテストもこなしていき、シーズン中に雨になった時のことを備えたデータ収集を含めた様々な確認作業を行った。
またセッション終盤には、いつもは監督を務めている黒澤治樹がマシンに乗り込み、テスト走行を敢行。これは今季レギュラーの2人に何かあった時に代役として参戦できるようにルーキーテストをパスするための走行となった。昨年も同様のテストを実施し合格したが、昨シーズン中の公式戦で一度もドライブしなかったため、今年再び受け直す必要があり、規定の連続周回に臨んだ。こうして2日間にわたるテストが終了。
次回は3月29日・30日に富士スピードウェイで2度目の公式テストが行われる。
蒲生尚弥選手
「ウエット路面のなかで確認することはできましたし、クルマも無傷で帰ってくることができました。午前中は比較的雨量が多かったので安全を考慮しながらの走行になりましたが、午後のセッションでウエットタイヤのテストもいくつかできたので、本当に良い1日だったと思います。次回の富士テストでは今年相方も変わったのでピットストップの確認とか、実践向きのテストができればいいなと思っています」
菅波冬悟選手
「あいにくの天気でドライで走れることはなかったんですけど、昨日できなかったウエットタイヤのテストメニューを蒲生選手がやってくれたので、必要最低限のことはできたのかなと思います。3番手で終えられているということは、ポテンシャルが高いと思いますし、今回のテストは自分たちにとってすごくポジティブでした」
黒澤治樹監督
「今日1日雨になりましたけど、ウエットタイヤを確認する項目があったので、それをやることはできました。とりあえず最低限のことは2日間で確認できたと思います。あと、今年は菅波選手がチームに復帰しました。数年前に一緒に戦った時よりも、フォーミュラで培ってきた経験もあって、速さも増しています。蒲生選手とのコンビネーションをうまく合わせてあげれば、楽しみなシーズンになると思います」