粘りの走りで4位フィニッシュ! 表彰台には一歩とどかず。。
公式練習 8/8(土)9:45〜 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:28℃ 路面温度:39℃
大幅なスケジュール変更を強いられたSUPER GTは、まさに連戦の様相を呈し、開幕から3週間のインターバルでしかも同じ富士スピードウェイで第2戦を迎えることとなった。
一方、タイムスケジュールは通常に戻され、土曜日に公式練習だけでなく、予選も行われた。
梅雨明けから1週間、雨の心配は無用のようだが、厳しい暑さとの戦いにもなるのは必至だった。
公式練習では、蒲生尚弥選手が最初にLEON PYRAMID AMGに乗り込み、マシン・タイヤ・路面を確認、続いて菅波冬悟選手もドライブ、ふたりのコメントをもとにセットアップ、タイヤチョイスを順調に進めていった。
13番手ではあったが、「今のところは、順調です」と黒澤監督。
公式予選 8/8(土)Q1/14:48〜 Q2/15:23〜 天候:曇り 路面:ドライ 気温:28℃ 路面温度:39℃
今回も公式予選のQ1は2組に分けられ、LEON PYRAMID AMGはB組での出走に。
開幕戦に引き続き、菅波選手がQ1を担当。入念にウォームアップを行なった後、1分37秒304、37秒240と好タイムを連発して2番手につけ、難なくQ1突破に成功する。
Q2に挑んだ蒲生選手は、菅波選手のインフォーメイションを受け、よりハイペースでのウィームアップを行い1分37秒112を記した後、ラストアタックで36秒826にまで短縮を果たして、5番手につけることとなった。
「開幕戦の予選は微妙な天候のせいで苦戦したチームがあったと思うし、今回のコンディションを考えると妥当なポジションかと思います」と蒲生選手。
「ウエイト(18kg)の影響は多少あると思いますし、JAF-GT勢が速い中で、ドライバーは頑張ってくれました。前回はチームのミスがあったので、今回はより集中してみんなでベストを尽くします」と黒澤監督。
決勝レース 8/9(日)13:00〜 天候:曇り 路面:ドライ 気温:30℃ 路面温度:40℃
開幕戦同様、無観客で行われた決勝レース。今回も黒澤監督は、菅波選手をスタート担当に起用。
オープニングラップでひとつ順位を落としてしまったものの、6周目に菅波選手は抜き返し、その後は後続を引き離していくとともに、今度は前を行く車両に迫っていく。対するは昨年のチャンピオンカー。背後で執拗にプレッシャーをかけ続け、15周目の最終コーナーでインを刺すも相手はターボ車。いったんはストレートで抜き返されてしまうが、1コーナーのブレーキング合戦を制し菅波選手は4番手に浮上することとなった。そして19周目にLEON PYRAMID AMGは、誰よりも早くピットイン。
義務づけられた四輪交換を素早く行い、蒲生選手をコースに送り出す。これで大きく順位を落とした格好になるも、ライバルが続いてピットに入るたび順位は上がって34周目には3番手にまで浮上する。
だが、直後に迫ってきたのが、菅波選手がかわしてきたチャンピオンカーそのもの。必死の抵抗を見せるも、38周目のストレートで蒲生選手はかわされてしまう。それでも諦めずに食らいついていくが、最後まで隙は見せてくれず、後続は大きく引き離してLEON PYRAMID AMGは4位でレースを終えることとなった。
あと一歩のところで表彰台には上がれなかったとはいえ、2戦連続でポイントを獲得。
次回のレースは、2週間後の8月22日〜23日に鈴鹿サーキットで開催される。
決勝を終えて
黒澤治樹監督・・・
「早めのピットインはあらかじめ決めていた作戦で、セーフティカーが出たらギリギリだったんで出なくて良かったです。
全員がミスなく作業を行い、4位だったので、良しとします。何よりレースを落とさないというのがいちばん重要なことなので、それを心がけて自分たちの戦い方を突き通すしかないですね。たとえミスが出ても最小限に抑えられるように、集中しつつうまく軌道修正していきたいと思います」
蒲生尚弥選手・・・
「作戦はすべてうまくいって、ピット作業もミスなく、前半に菅波選手もいい走りをしてくれました。僕は55号車に抜かれちゃったんですけど(苦笑)。でも、収穫のあるいいレースができたと思います。コンスタントにポイントを取っていくのが大事だと思うので、これからも頑張ります」
菅波冬悟選手・・・
「我々も大きなミスなく、ベストな走りや作業ができたと思うんですが、ちょっと速さという点で前にいる3台に及ばなかったですね。前回はこちらが速く走れる条件だったんですが、今回は少し条件に合わなかったですね。勝てるチャンスが来た時に確実にモノにできるように、引き続きしっかりと取り組んでいきたいと思います」