2025 SUPER GT Round.7 オートポリス レースリポート

6位入賞を果たし、ランキング首位を維持!

公式練習 10/18(土) 9:25~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:26℃  路面温度:30℃

夏を思わせるような暑さの中で始まった公式練習では、蒲生尚弥選手が最初に乗り込んでタイヤとセットアップの確認を行い、一時は5番手につける走りをみせた。その後は菅波選手に交代して、決勝を見据えたロングランも確認。最終的に1分45秒164のベストタイムで11番手となった。

GT300クラスの専有走行の終盤から、数分間にわたり雨が降っり、天候が安定しない午前の走行となるなか、蒲生選手は「予選での天気はどうなるか分からないですけど、今はドライを想定して走っていました。決勝のペースが重要になると思うので、公式練習ではその辺を重点的に確認しました」とコメント。菅波選手も「もてぎでのGTEテストで試したことが良さそうだったので、今回それも取り入れつつ、オートポリス用にアレンジしたものを持ち込んでいます。引き続き出来ることをやっていきたいです」と手応えを感じている様子だった。

公式予選 10/18(土) 14:45~ 天候:雨 路面:ドライ/ウエット 気温:21℃  路面温度:23℃

Q1Aグループでトラブル車両が発生し、予定より15分遅れで始まったQ1Bグループでは菅波冬悟選手がアタックを担当。雨がパラつくコンディションだったが、そこまで路面が濡れている状況ではなかったため、いつも通りスリックタイヤでタイムアタックを敢行。コース上の混雑もあり、思うようにペースを上げられないところもあったが、1分45秒443で6番手通過を果たした。

菅波選手は「雨がいつ降ってくるか分からない、周りも早めにアタックをしたがっている状況でした。周りの車両との位置関係で、自分が行きたいと思っていたタイミングでアタックできなかったですが、しっかりとQ1を突破できたのは良かったです」と予選を振り返った。

続くQ2は蒲生尚弥選手が担当。一度止んだ雨がまた降り始め、コースイン直後は滑りやすい状況だったが、セッション後半になると雨が止み、最終的に1分44秒880を記録。4番グリッドを手にした。

蒲生選手は「難しいコンディションの予選でしたが、最終的に4番手で予選を終えられたことは上出来だと思います。ただ、決勝はいつもより長い3時間レースですし、オートポリスは決勝ペースが重要なので、そのなかで良いペースで最後まで走れるように頑張ります」とコメントした。

今回は第3ドライバー登録をしているが、普段通りチーム全体をみている。黒澤治樹選手は「ドライバーも迷う場面がありましたが、こちらからもインフォーメーションを与えて、最終的に彼らも頑張ってくれました。決勝はいつもと同じことをしっかりやることが重要ですが、足元をすくわれないようにしないといけないから、最後までしっかりと気を引き締めて良い結果を出したいです」と予選を終えてコメントした。

決勝レース 10/19(日) 13:10~ 天候:曇り 路面:ドライ 気温:22℃  路面温度:27℃

今回は3時間レースで、途中に2回の給油が必要となるフォーマットで争われた。4番グリッドからスタートのK2 R&D LEON RACINGは蒲生尚弥選手が第1スティントを担当。アクシデントでセーフティカーが導入される波乱の序盤戦となったが、しっかりと上位をキープして25周目に1回目のピットストップを行なう。

波冬悟選手が乗り込んだ第2スティントでは、ライバルと接近戦を繰り広げつつも、ポジションを維持する走りを披露し、残り1時間を切った65周目に2度目のピットイン。蒲生選手が再びマシンに乗り込み、最終スティントへと向かっていった。ライバルも手強く、残り30分のところで8番手だったが、粘り強くライバルに迫っていき、残り13分のところで6位に浮上。

そのままチェッカーを受け、10ポイントを獲得した。

決勝を終えて

黒澤治樹 選手 

今回は雨の予選、決勝も色々とありましたが、チームが最良の選択をして、ドライバーも頑張って得られた6位なので本当に良い結果だったと思います。ポイントリーダーで最終戦に臨めますし、我々はもてぎが得意なサーキットではあるので、しっかり戦いたいと思います

蒲生尚弥 選手

ペース的になかなか厳しかったですが、ミスなく走り切れましたし、自分たちのベストは出せたと思うので、良いレースだったと思います。ライバル勢も速かったので、簡単にはいきませんでしたが、そのなかでもしつこくレースをして6位を獲得できました。最終戦もいつも通り自分たちのやれることをしっかりやって、精一杯がんばりたいです

菅波冬悟 選手

自分が担当したスティントでは、タイミング等の兼ね合いで難しい場面もありましたし、ライバルの車両と交錯する場面もありました。その中で結果としては6位で終えられたことは、チャンピオンシップを考えると、かなりポジティブだったのかなと思います。紆余曲折ありましたけど、ランキングトップをキープしたままもてぎ戦に向かうので、そこに向けてやれることは全力でやっていきたいなと思います

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